インプラントに興味のある方・ご希望の方は必ず読んで下さい。
私は確立されたインプラント治療をどんな方にも成功できるよう、また長期安定できるかを、常に考えています。
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01高い診断能力はあるか
インプラント手術は、ただ歯がない所に入れるという発想だけではいけません。
お口の中全体で歯周病、虫歯、噛み合わせ、そして全身疾患、そういった全てのことを把握した上で、トータル的な診断をしなくてはなりません。それが出来た後に、骨の状態、粘膜の状態、そしてインプラントが適切にどのように機能していくか、という診断能力が必要になって参ります。
高い技術を持つ歯科医師の手術は、患者様の負担をできるだけ軽くすることにもつながります。
当院では国内外の学会のみならず、世界中の講習や研修に参加するなどをして、常に研鑽を積んでおります。
02できるだけ痛みを与えない配慮
完全に無痛ということは不可能ですが、患者様にはできるだけ痛みを感じずにインプラントをしていただきたいと考えております。
簡単な処置であれば、局所麻酔で充分痛みがでない状態で処置することが可能です。少し複雑な症例・ケースになりますと、静脈内鎮静麻酔というものを応用し、患者様の意識はあるものの、ほとんど記憶に残らない状態、痛みがあっても忘れてしまっている状態、気持ち良くお眠りいただいている状態で、処置を受けることが可能です。
患者様が痛みを感じてしまうと心身ともにストレスになりますので、痛みを感じさせないような手術を心がけています。
03実績・経験が豊富か
患者様がインプラントを決心されたのなら、当院にかぎらずとも実績のある歯科医院を選ぶことをおすすめします。
ただし、実績・経験は重要な要素のひとつではありますが、これだけではありません。充分な診断能力やトレーニングを受けていることのほうが、埋入本数よりもずっと大事なことなのです。
または国内外に関わらず、自分の技術や経験をしっかりと反復学習するために、症例検討や学術発表を行っているかどうか、も判断材料になります。
インプラントはここ最近で急激に浸透してきましたから、若い先生でも熱心に経験を積まれている方がたくさんいます。医師の年代にとらわれず、信頼できる歯科医院を選択してください。
04費用が高すぎたり、安すぎたりしないか
患者様の身体の中に入るものですから、安すぎる素材は使いません。もちろん、患者様にとって、インプラント費用を抑えられればそれにこしたことはないと思うのですが、信頼できる素材にはそれなりの料金が発生するものです。
患者様にとって安心・安全で、より長くお使いいただくためにも、当院が信頼している素材を使用しています。
インプラント費用の判断基準としては、1本20万円以下は安すぎる歯科医院、1本80万円以上は高すぎる歯科医院と言えるでしょう。
05歯科医師が患者様の声に耳を傾けるか
質の高い医療にもっとも必要なのは、医師の心だと思っています。どんなに高い技術を持ってしても、患者様の心を無視するような歯科医師では信頼を得られないでしょう。
当院では、患者様との信頼を築くためにも、どんな小さな悩みや不安でも誠意を持ってお伺いしております。
もし歯科医師に相談しにくいことがあれば、当院にはカウンセラーや親しみやすい受付がおりますので、ぜひスタッフにお声掛け・ご相談ください。
06歯周病のケアを考慮した治療であること
まず必ず、歯周病の処置を行わなくてはなりません。もし行っていないとすれば、そのインプラントは長期的な予後は見込めないでしょう。
また、当院では、歯周病になりにくいインプラントを使っています。せっかく治療をしても歯周病になってしまえば、インプラントを長く持たせることができません。
だからこそ、世界中にあるインプラントの中でも、歯周病になりにくいと言われている素材を使用しています。
知っておきたいインプラントの基礎知識
そもそもインプラント治療はどういった治療を指すのでしょうか。インプラント治療とは歯周病で歯が抜けてしまったり、虫歯が進行して歯を抜かなければならなくなってしまった時に人工の歯をつくる治療方法のことです。その他の歯を失った場合の治療としては入れ歯やブリッジという方法もあります。
インプラント治療は、失われた歯根の代わりにチタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上から人工の歯冠を固定させる治療法です。チタンは、体内に入っても異物とみなされず骨と結合しやすい特性(生体親和性)を持っており、インプラント治療はチタンの持つ生体親和性を利用しています。
インプラントは入れ歯やブリッジと比較するといろいろなメリットがあります。
・しっかり噛める(インプラントと骨が結合するため自分の歯のように噛むことができます)
・他の歯を削らなくていい(ブリッジは両隣の歯を削って人工の歯と連結させて固定します)
・審美性が高い(入れ歯は金具を両隣の歯にひっかけて入れ歯を支えるのでバネが見えてしまうことがあります)
など・・・
はじめまして、こんにちは。
埼玉インプラント、インプラント専門医の阿部ヒロでございます。今日はよろしくお願いいたします。
本日はですね、インプラントというものはどういうものなのか、ということをご説明したいと思います。
インプラントっていうものなんですが、人工歯根っていう別名、日本語で言います。この人工歯根というのは何か。失った歯を人工的によみがえらせるものをインプラントといいます。こちらの図を見ていただきたいんですが、こちらの指し示すこのラインですね、これは骨です。骨の中に、チタン製のスクリューというものが、ここに埋入、埋め込むわけです。大体3ヶ月から4ヶ月ぐらいすると、このチタン製のスクリューがこの骨とですね、科学的に結合すると。これを専門用語で「オッセオインテグレーション」なんて言い方をしますが、そのような形で結合すれば、土台を立てて歯を入れて、噛むという力に対して抵抗することができると。通常の入れ歯ですと、当然粘膜の上に乗っかっているだけですから、動いちゃうわけですね。動くから外れるし、噛めないし、痛いわけですよ。当然粘膜で支えるので痛いし、なんかもうこんなの使ってられない、大きいものを入れないと落っこってきちゃうので、大きいものを入れなきゃいけない、っていうようなことでございます。
このインプラントというものは、人工の根っこ、こちらは通常の歯根と呼ばれる、通常の歯というのはこのような形をしているんですけども、これより若干ちょっと小さいものをですね、こういうチタン製のスクリューを入れて待つわけです。そしてこの人工の歯をご自身の歯に見立ててお作りしていくというような形になります。これがいわゆる、失った歯を人工的によみがえらせるインプラントというもので、もうかれこれ約50年以上も歴史があって、世界的に認められている、確立された治療方法の一つです。
ここで一つ疑問なんですが、歯がなくなると骨がなくなる、ということなんです。これは実際本当なんです。人間のこの顎骨というものは、このいわゆる歯が並んでいるわけですなんですけども、この歯の周りっていうのはいわゆる顎骨ですね、これ下あごの骨なんですけど、下あごの骨に一緒に歯槽骨という骨があるんです。歯槽骨って歯の骨って書くわけです。歯がなくなると歯槽骨っていうのがなくなります。なぜかというと歯がないから。歯がなくなることによって、骨というものがいわゆるなくなっていくわけですね。残ったこの下顎の骨、これ顎骨ですね、単なる顎骨。歯槽骨ががっぽりなくなってしまうんで、このような薄っぺらくになってくるんですね。これ経年的に、徐々に徐々に徐々に骨が薄くなっていきます。それは、今お話しした歯がなくなることによって、歯槽骨も一緒に失われてしまうからだということなんですね。ですから歯がなくなった状態を長期的にずっと放置とかしていくと、本当に骨がなくなっていっちゃうんですね。昔よく、くしゃお爺さんとか、梅干し婆さんとかっていって、なんであんなにくしゃくしゃになってしまったりとか、しわしわになってしまうか。これは、骨が薄くなってきてるから、頬の全部筋肉も弱ってきてしまって、それでしわしわになっちゃってるわけですね。
じゃあこのところに、歯がなくなったあとにインプラントを入れればどうなるかというと、100%骨がなくなるっていうことはないんですけども、幾分骨がどんどんどんどん吸収していくってことは止めることができます。止めることができます。なので、できるだけ負荷を掛けてあげるっていうことは、すごく重要なわけです。噛むという咀嚼によって、いわゆる顎の運動だとか、筋肉とかいってる、要は筋トレ、骨トレをしてるわけですね。その状態で、われわれこの恒常性の維持、いわゆる形の維持っていうものができてます。われわれも筋トレや、歩いたりとか走ったりとかするので、足腰がこのままの状態で維持できるわけです。ただ、ときに運動しなくなってしまったりとか、あとはデスクワークが多くなってしまったりとかっていうことになってしまうと、筋力が低下するわけです。同じなんですね、これも結局。ということは、歯がなくなることによって、結局骨もどんどん歯と一緒に失ってしまう。筋肉も一緒になって失ってしまうっていうことがあります。ですから、こういうようなケースに関しては、事前に早めにですね、インプラントを入れることによって、機能回復だったとか、顎骨や筋肉がより緩まないような環境をつくってあげる必要性があります。
では顔貌に大きな違いが出ちゃいますよ、例えば何も入れてないような人っていうのは、骨も歯茎も筋肉もないですから、こうやって凹んじゃうわけですね。だけどこちらの方っていうのは、若々しいような状態になるわけです。何が違うかっていうと、こちら歯槽骨が残っているわけですね。歯が残っているので、確かにお歳になるとね、皮膚のたるみとかそういうのはありますよ。だけど思いっきり骨がなくなって顎堤がなくなることによって、ぐしゃっと凹むことはないわけですよね。これがいわゆる、何て言うのかな、ずっと放置してしまった、あるいはあだっていうやつですね、欠点。だけどしっかりした機能回復だとか、歯を作ってあげることによって、今度リップサポートやほうれい線というものをきれいに回復してあげることができるということになりますね。「『梅干し婆さん』、『くしゃお爺さん』はなぜなってしまうのか?」、歯がなくなって骨がなくなってしまったからだ、これが答えです。
じゃあ例えばいろんな形で歯がなくなってしまったとしましょう。これはちゃぶ台に置き換えましょう。ちゃぶ台って皆さんご存知ですか。この四つのちゃぶ台があったときにですね、片方、片側噛めなくなるということはどういうことかというと、ちゃぶ台でいう四つの支点を1本失うぐらい大きな、不安定な状態になる。何が不安定か。筋肉が、この顎関節が、顎の動き自体が非常に悪くなるんですね。そこの動きが悪くなるということは、脳の動きも悪くなれば、当然身体の動きも悪くなるわけですよ。みんな関連してますからね。脳神経が支配されて、全てのこの運動神経や知覚神経、全部支えられてますから、全部関係してしまうわけですよ。片側で噛むっていうことは、当然この全部の筋肉が動きますので、全体的に連動しますので、そうすると片噛みとかになってしまったりとかすると、その分だけ身体のバランスがズレてくるわけです。これはすでにスポーツ歯科の分野では、科学的に証明されてます。ですから、噛み合わせだとか、両方でしっかり支えを作ってあげるのが非常に重要なんです。ですから、歯を失った状態で放っておくのはやめましょうという形ですね。ひっくり返ってしまったちゃぶ台は元通りに修復して、ちゃんと四つの足で支えられるようにしましょうというような形ですね。
インプラントの設計といいますかね、そういう形で、インプラントを骨の中に入れてあげますよ。噛むという力が掛かったときに、通常入れ歯とかでしたら粘膜とかに負荷が直接かかってきてしまう。大体100ミクロンとか200ミクロン凹むわけですよ、結構ぼこっと。数年単位で凹んできたりもするわけですよ。そうすると凹むので、凹む度にやっぱり歯茎が「うわ、痛」ってなるわけですね、すごく。なので、そこにいわゆる口内炎ができたりだとか、痣になったりとか、そういったようなことが、どうしても入れ歯の場合起きてしまう。だから入れ歯の方はみんな痛いわけですよ。こすれて、こすれて、口内炎になったりとか、痣になったりするわけですね。例えばここにインプラントを入れることによって、支えを作ってあげれば、これ顎骨に支えられてますので、上から力を掛けたとしても凹まないんですね。これが力になってくれますから。粘膜が、いわゆる凹んだりとか、骨が凹んだりしませんので、これが支えてくれますので、自然に噛んだりとか、被せモノを入れたとしても、自然に何か悪さを起こすってことはないわけですよ。当然1本よりは2本のほうが安定しますでしょ。何でかっていうと、1本だと回転してしまいますから、でも2本入れればその分だけ、線に直線になりますから、まだいい。ただこれだとまだ少しぐらついてしまう。じゃあ三つ入れたらどうなるかっていうと、三つの三角形になってくるので、またもう少し安定しやすくなる。これを四つとか五つ入れてあげるとどうなるかっていうと、面で支えることができるので、非常にインプラントも安定するし、上の被せモノを入れたとしても、非常に安定するんだよ、ということになります。
じゃあ、今度はインプラントってどんなような感じでやるの、中には「怖い」とかっていう方もいらっしゃるんですが、実は至ってすごくシンプルです。確かに歯茎を少しめくってですね、これ骨なんですけども、骨の中にこのインプラントのチタン製のスクリューを入れてあげます。条件がよければ、大体15分ぐらいで終わっちゃうような手術です。これ入れてあげて、少しこのスリップというか、中に形を形成というんですけども、顎骨の中にインプラントのサイズが入るような形を形成してあげると。そして中にインプラントを入れたり。そしてふたをして回っていくと。そうすると大体3ヶ月ぐらいで骨と固まって、噛むという力に対して拮抗することができて、歯を入れることができますよ、という形になります。
こちら一回法っていう言葉があるんですが、これ何が一回法かというと、手術が1回で終わるから一回法っていう言い方をしています。この一回法って何か。手術1回じゃないの、っていうふうに思っちゃうんですけども、実際2回、3回やらなきゃいけないケースも実はあります。手術といっても大したことはないんですけども、実際歯茎を、要は麻酔をして歯茎をちょっと切って開くということを手術といいますが、入れて骨と入れたときに、インプラントを入れたときに、しっかりと骨に刺さってくれた場合っていうのは、こういうふうに頭を出した状態で縫い合わせるわけです。そうすると、この状態に今度土台や歯を直接つければ、インプラントでもう入っちゃうわけですね。ということは、手術っていうのは何回やってます?1回しかやってませんでしょ?だから一回法なんていう言い方をしています。
じゃあ今度は、一回法があるなら二回法っていうのも実はあるんですね。このようにインプラントを入れました。骨の条件がちょっと悪いと。なんか骨がボソボソしている、あとは骨を中で薄いので、骨が薄いがために骨を作らなきゃいけないとか、というようなケースに関しては、インプラントを入れた後にちょっと弱いので、ここにいわゆるキャッピングをしてですね、これで根元を閉じてしまうんです。この状態で中でしっかりと外から、何て言うかな、ばい菌だとか力学的な負荷とか、そういった刺激が加えられない安静な状態にして、3ヶ月待ってやる。そうすると骨とくっつくわけですよね。その状態にして、ここの所をちょっとだけ簡単にパンチングで開窓してあげる。ちょっと開窓してあげて、キャッピングをしてあげる。結局はメスをちょっと使ってあげて、少しキャッピング出さなきゃいけない、5分ぐらいで終わる処置ですよ、これ。5分ぐらい、本当に5分ぐらいで終わる処置なんです。至って簡単です。誰でもできる、研修医でもできる。このようなことをするので二回法っていうような言い方をしてます。一回法と二回法の違いですね。いずれもそんなに大変なことではないというような形です。このような粘膜の状態が、きっちりと治っていくのに数週間待って、そして最終的に歯を入れていく。
じゃあ今度、歯を入れていく過程にはどのような形があるかといいますと、インプラントが入りました。そうするとこの状態で歯を入れなきゃいけないんだけども、今度土台を入れなきゃいけません、この土台。これをアバットメントといいます。アバットメント、土台やコアといいますね。当然この土台がないと、上に被せモノを入れられないわけですよ。直接このねじの上に被せモノを入れるって言ったって、支えがないので、結局被せモノ入れられないですね。この軸面を使ってあげて、被せモノをこうやって入れていくわけですよ、かぽってはめる、かぽってはめる。いわゆる差し歯のような要領ですね。要領で、差し歯のようにかぽって入れてあげる。ですからこの型を取って、アバットメントと呼ばれる土台をいれ、そしてまたもう1回型を取って、最終的なきれいなセラミックの歯をかぶせてあげる。これが一連の流れになります。インプラントは三層構造なんだということです。このフィクスチャーと呼ばれる、インプラント体と呼ばれる、このインプラントが手術によって入ります。でも手術はもうこれだけ。そしてこの上に、土台のアバットメントといわれるものが締結されます。今度は土台ができたら、その軸上に対して上の被せモノをスポンと当てはめたら終わりというような形になりますね。
もう1回おさらいです。インプラント手術をしました、条件がよければ一回法で終わり。二回法でも別にこの状態、ちょっと簡単に開窓してあげますよという形ですね。そして今度は型を取って、このアバットメントという土台を作ってあげるわけですね。今度は土台に対して、今度型を取ってあげますよ、歯型を取ってあげます。歯型を取って最終的に被せモノを作って「はい、おしまい」というような形ですね。至ってシンプルですね。もうこんな形でネジが入っていくというような形で、歯がなくなったらインプラント入れて、土台を立てて、セラミックが入っていくというような形になりますね。
じゃあ今度は入れ歯を使っている方で、入れ歯は慣れているし、入れ歯でずっと過ごしたいんだけど、どうしても揺れ動くのだけが嫌なんだよ、外れるのが嫌なんだよ、という方にもすごく至って簡単な方法があります。しかも1日で終わる。これはオーバーデンチャーといわれるものなんですけども、いわゆるアタッチメントをですね、これに内蔵するわけですよ。内蔵するわけです。これがいわゆる顎堤としましょう。歯茎の上にこのアタッチメントを取り付けて、締結するわけです。ここにボールや磁石の力を用いて、ここの入れ歯の中に細工するわけです。この中にうまくあてはまるようにしといて、ここがアンカー、いわゆる支えとなって、そして動かないような状態にして入れ歯を安定させるというような方法です。これがオーバーデンチャーといいますね。入れ歯やボールアタッチメントを使うこと、ハウジングを使ってあげることによって、義歯が動かないように安定させる。これだったら2本ぐらい入れてあげると、下顎の場合は落ち着きます。上だと三つ以上ちょっと欲しいですけどね。という形になりますね。
じゃあ実際の症例を供覧するんですが、実際全く骨がない、骨がなくてインプラントは無理だよと言われたとしても、絶対骨があるところはあるんです。血管や神経が全く関係ない場所もあるんです。そういったところに入れてあげて、そしてまたそこに内蔵してあげるわけですね。そして入れ歯を上から支えると、「グラグラして全然噛めなかった、外れてどうにもならないよ」と、「早く人前に行ってしゃべりたいのに、お食事もできないし、人生つまらんわ」ということをよく言われるんですけども、入れるだけ、たった1日で入れ歯が安定して、こんなに変わるんだ、何でも食べれますわ、っていうことを皆さん言うわけですね。非常に満足度が高い処置になります。
あとは他にもですね、ドルダーバーっていって、こういうバーを作ってあげて、バーの上に、入れ歯の中に内蔵してあげると。この装置が少し大きくなればなるほど、支えがあればあるほど、入れ歯の状態っていうのはコンパクトになってきます。コンパクトになるということは、小さな入れ歯を入れることができる。例えば、「うわー、ゴミ入ってオエッとしちゃう」とか、「どうしても舌触りが悪くて」とかっていう、「発音しにくくて」とかっていう方は、入れ歯をできるだけコンパクトにしてあげないと、その症状が改善できないわけですね。そういう場合っていうのは、この大きな装置を少しちょっと入れてあげると。それを入れ歯の中に組み込んであげれば、もうコンパクトに入れて外れない入れ歯が完成というような形。たった1日で。そういうようなことが可能になってくるというような形ですね。このようなオーバーデンチャーでそういう装置を、バータイプなものを入れてあげたりとかする。
今度は夢の療法ですね。最近世界中で流行っている、一番安くて一番効果的で、最大限に満足度が得られるのは何かという、多分これの右に出るものは僕はないと思うんですけども、このオールオンフォー(All-on-4)っていうのは何かっていうと、システムの名前です。ポルトガルのマロ先生が開発した手術方法、そしてシステム方法なんですが、インプラントを4本から6本、主に大体4本です、4本入れて、均等に骨のところに入れて、フルブリッジをたったの1日で入れてしまう方法、これをオールオンフォー(All-on-4)といいます。要はどういうことか。4本で全てを担う。だから全てが4本で終わる。だからオールオンフォー(All-on-4)なんていう名前が付いてます。世界でもものすごく流行ってて、うちでもかなり人気のトピックで、毎日のようにですね、ご相談が絶えないシステムの方法でもあります。
もう少し詳細を言いますと、顎堤の中に4本このような形で、わざと傾斜させたインナーが長いインプラントを入れてあげます。これなぜかというと、長いインプラントを入れることによって、それだけ骨の接触面積が多い、そして骨の維持力が増すので、1日で歯を入れて帰すことが可能になるわけですね。なぜかというと、インプラントを入れたときに、これ動かないようなインプラントを入れてあげれば、仮歯を入れることによって仮歯も安定するわけですよ。ただ、骨の状態が柔らかすぎますと、骨が安定しないとかってなってしまうと、歯を入れることができないですね。やっぱり3ヶ月、4ヶ月待たなきゃいけない。だけど長い状態、そして骨質、骨の質自体がいいケースというのは、1日で4本とか6本入れて、そして仮歯を入れて固定してお帰しすることが可能になってきます。これがいわゆる夢のオールオンフォー(All-on-4)ですね。今まで歯が本当になかったのに、たった1日で歯が昔の自分の状態を取り戻すことができるっていうことで、非常に人気の高い治療です。
先日私のもとにですね、悪性腫瘍で余命が何ヶ月しかない患者様がいらっしゃいました。本当に「私の好物はカリントウです」と、「どうしてもカリントウだけは食べたい」ということで、内科の先生にちょっと私、対診書を書きました。これこれこういう理由で、今お食事もできてなくて、やっぱり健康を害してて、今は本当に残りの時間を有意義に過ごしたいんだという、患者様のご希望がありますと、こちらのほうではしっかり麻酔科のもとで鎮静麻酔をして、全身管理を行いながら、たった2時間だけでいいので私にチャンスをくださいませんか、と。こちらで自分が管理していれば大きな支障は起きません、ということでしたら、内科の先生もですね、OKくださいまして、患者さまの望みを叶えることができました。非常にうれしかったですね。患者さまはその日にカリントウを食べて、一緒に乾杯して帰っていったのを覚えてます。余命何ヶ月が何年かたったということまでの報告は受けております。非常にうれしいですね。本当に私、やり甲斐があるんですね、こういうことあるとね。
このオールオンフォー(All-on-4)をやりましたら、最終的には型取りをするわけですね。型を取って、またこの鉄骨のフレームを作るわけです。鉄骨のフレームを付けないと、この上の、いわゆる歯を継ぐことができないので、お家と一緒なんですね。家を建てるには、いきなり、何て言うのかな、外壁を作るわけにいかないので、いきなり大黒柱を立てて、そしてあちこちに柱を立てて、その柱の鉄骨をもとに、そして外壁を張り付けていくという作業が、同じように歯でも必要になります。ですからこのようなフレームワークといって、この鉄骨のようなメタルの硬い、噛むという力に対して抵抗しなきゃいけませんから、そうするとやっぱり金属になっちゃうんですね。この金属のものを作って、その上に歯を盛り足して噛み合わせを作っていくんです。こういう感じですね、きれいですね。ここをわざとスカスカにしてますけど、こうやって歯茎を開いて歩く人は誰もいないんですね。ですから、普通に笑ったときには非常にきれいな歯が見えて、お食事もなんでも噛めて、あとは磨けばいいだけなんですよ。これちゃんと磨かないと、またいろいろ問題が起きますから、ちゃんと磨いてさえくれれば、10年で9割以上保つというのは科学的に分かっていますから、あとは磨くだけなんですよ。なので、インプラントされた方は、きちっと歯磨きをされてください。
じゃあ一つ一つケースを見ながら解説いたします。例えば、前歯にインプラントを入れた場合、どのようなイメージになるかということですね。例えばこれもうインプラントが実は入ってます。これ一回法ですね。もうキャッピングしてあるんです。この状態で大体3ヶ月ぐらい待つわけですよ。そのときに3ヶ月たったらこうやって土台を立てて、そして最終的にきれいな歯が生える。ということはどれが本物か分からないぐらい、きれいに入っちゃうわけですよね。このような形で至って単純です。たったの手術は15分から30分。骨を作るっていう作業が入っても1時間で終わる。だからそんな大変なことではありません。
この方、歯が折れてしまいました。化膿しちゃってるんですね、ここでね。ぐっと押すと膿が出てきて腫れて、歯が実は折れちゃってるので、パカパカパカパカいっちゃうわけです、噛む度に。これはどうにもならんと、隣の歯はですね、全くむし歯でもなんでもない健全な歯なわけですよ。よく第一選択としては、これ抜くしかないから抜いて両隣の歯で削ってですね、ブリッジにでもしましょうか、っていう話になるんですが、削りたくないし、できるだけ自分の歯は、削ったらやっぱりアウトなんで、削ったら10年後にはまたやり直しになるわけですから、だったらこのままでいたいと、このままできれいな自分の歯がやっぱり一番審美的なので、これに合わせて歯をどうにか入れられないか。もうインプラントしかないわけです、そうなったら。なので、この場合は歯を抜いたと同時にインプラントを入れることを計画しました、このような形です。抜歯をすると同時に、インプラントを直接埋入しています。通常であれば、歯を抜いたと同時に、今度中の骨や組織が治ってくるのに約4ヶ月ぐらいかかるわけです。4ヶ月か半年ぐらいたってからインプラントを入れていくのが常なんですが、当院の場合は大体こういうようなケースは、抜いたと同時に入れます。結局ね、インプラント入れたとしても、骨と固まるまでに4ヶ月待たなきゃいけません。いちいち待っていたら、10ヶ月ぐらいかかっちゃうわけですね。だけどもし抜いたと同時にインプラントを入れて、しっかりとして固定されて、しっかりと骨を作ることができるっていう技術があれば、特に大きな問題はないわけですよね。もし万が一ですよ、万が一このインプラントが外れてしまって失敗することがあったら、そうしたらまた入れればいいわけですよね。そうしたら、結局は、抜いて、待って入れても、結局タイムラグは変わらないことになるわけです。であれば、成功率も5%か10%しか違いませんから、抜いたと同時にインプラントを入れて、そして周りに配慮してあげたほうが、より短期間で済むし、より手術も1回で済むし、費用もお安くなります。なので、今は大体これが今やってるところです。あとはインプラントで出ましたら、最終的に土台を入れて、そうしたらまた被せモノを入れていくという形ですね。もうこういう形にはなってる、土台を入れた感じ。そして歯が入る。どれが本物か分からないぐらいきれいになる、この方ですよ、同じですからね。このような形になっていくという形です。
もう一つ、今度は交通事故で歯を失ってしまいました。交通事故で歯を失ってしまった。もともとここを見るとスペースが少ないんですよ。というのはどういうことかというと、歯が乱ぐい歯だったわけだね、歯並びがあまりよろしくなかったわけですよ。よろしくなかったものがぶつかっちゃって、抜け落ちちゃったわけですね、交通事故で。だけどここにインプラントを入れたら、まともにやったら歯がちっちゃくなってしまうのは分かりますでしょ。だってここの幅とここの幅が違うわけですから。こういう場合は、もちろん歯並びをちょっと悪くしてちょっと入れる方法もあるし、結局歯の大きさは一緒にしないと非常にバランスが悪くなっちゃって、見た目がすごく悪くなっちゃうので、大体同じような歯の大きさのものを入れてあげるんですけど、ただスペースがないのでずらすしかないわけですね。ずらしてここを配列してもいいですか、っていったら「絶対嫌だ、どうせやるならきれいにしてください」というようなご要望があったので、そこをアレンジしてみました。じゃあどうするか、実際問題歯を入れるポジションを決めて、そしてちょっと待ちます。もう抜けてしまったのでね。そして隣の歯が大きかったんので、少し簡単に、最小限に少し簡単に削ります。簡単にちょっと削ります。簡単に削って、このような外周を約1ミリぐらい削ってですね、これ実はインプラントの土台が入ってますよ。インプラントの土台が入ってて、もうこっちから削れます。なんで削らなきゃいけないかというと、このサイズとこのサイズを大きく一緒にしたいわけ。離れるのも合わせたいわけ。シンメトリーに左右対称にしてあげないときれいにならないわけですよ。ですから、この状態できれいにしてあげて、最終的にはこの状態で型を取って、このコンタクトレンズみたいなラミネートベニアといいます、審美歯科の領域でよく使う素材なんですけど、このラミネートベニアというものを直接貼り付けたり。そうすると、術前のこの状態から、術後には左右対称なきれいな、どれが本物ですかというような状態の歯によみがえることができたわけです。この状態、非常にきれいですよね。
この方も歯が折れてしまった。そこにいわゆる抜いたと同時にインプラントを入れてあげると、こんな感じですよね。このところに歯がないときにじゃあどうするんだということを言われますが、こんなのダミーを作っておけばいいんです。ダミーを作っておいて、ここにセメントでくっつけておけば、どれがどれだか分かんなくなりますから、これとくっつくまでの4ヶ月の間っていうのは、ここにダミーの歯をポンティックとして入れてあげる。そうすれば別に問題もありません。歯がなくて歯欠けの状態でずっと過ごさなきゃいけないかっていうことは、そんなことはありません。大体やったところではこんな感じになってますね。ここに土台を立てていくんだ。これは技工士さんがこうやって歯を作ってくるわけです。歯を作ってきてくれて、この状態でお口の中にしっかりとちゃんと土台を立てて、この形状で合わせたものを口の中でしっかりと合うように加工していくと。そして最終的に歯が生えてくるということになります。
この方も骨折線が起きちゃったんですね。これ抜かなきゃいけないので、このままほっといちゃうと周りの顎骨が病的に破壊されて、隣の歯にまで波及していってしまうんですね。そうすると後で大きく骨を作らなきゃいけないとか、審美的に骨がなくなっちゃってて、でかい歯になっちゃったとか、いろんなトラブルを起こします。ですから早いほうがいいです。早く対処して、骨を失わない状態にして、いい環境を維持することです。そのまま病的な状態にしてしまうと、あとでやっぱり後遺症的なものが歯茎や骨にも出てきてしまう。そうすると、その条件でやらなきゃいけなくなるから、あまりいいものが出来上がってこないわけです。ですから、できるだけ早くて、条件が悪くしない状況で作ってあげることがすごく重要です。インプラントを入れた状況です。この状態で少し待てばいいです。そしてまた土台を入れて、最終的に歯を入れていくと、見てもどれが本物か分からないような歯に仕上げることができます。
インプラントっていうのは、もう10年予後率っていうのが出ています。じゃあ10年でどれぐらい保つのか。
私が一度ですね、2010年にですね、今まで、2009年までに全世界中で信頼できる論文を、世界中から集めました。そして一定条件をクリアした論文だけを抜粋して、そこで統計を取りました。どういうことかというと、無駄に失敗だけが多いとか、無駄に経験則に卓越したとかっていうことだと、実験デザインにならないんですね。その論文が正しいかどうか、その術式が正しいかどうか。そしてそのプロトコールが、その施設環境とか、それが正しいかどうかっていうのは、ちゃんと判断しなきゃいけないですよね。それが混ざっちゃうとデータに過不足が出てきてしまう。なので、そういうことが起きないような一定条件を決めてですね、そして私が全部読んでその中で抜粋して、平均値を取るわけです。そうすると大体どれぐらいになるかっていうと、10年後ですよ、10年後。1年後じゃありません、10年後でそのレビューをしたところ、何もお口の中に問題ない人というのは、上あごで93%以上、10年で保存できることが分かってます。これがいわゆる科学的根拠というやつですね。下は大体96%保つということがもう分かっています。
歯周病の患者さまは、若干ちょっと下がります。もともと歯周病は何でなるのって、やっぱりブラッシングがうまくいかなかったとか、メンテナンスがうまくいかなかったとか、もともと歯周病で歯を失っちゃって、骨や歯茎の状態が悪い状態でやってますので、当然菌の影響や、顎骨の状況の悪さで、少しやっぱり確率が下がっちゃうんでしょうね。こういうところね。だからそういうことが推測できます。
で、骨造成っていうのはどういうことかというと、当然術者のテクニカルセンシティブなところもありますし、あとは当然人工的に作ったものっていうのは、形が当然崩れていったりもします。当然弱いところだから骨を作らなきゃいけなくなるので、当然弱い場所だというのもあるでしょう。なので、少し確率が下がってきてしまうっていうのはあります。多分今はもう2017年になってますので、この骨造成のやり方も大分改善してきていまして、リカバリーの仕方、もしくは長期的に予後にいいようなやり方っていうのはどんどん出てきています。ですから、これはあくまで2010年までのデータだと思ってください。ですから私の臨床技術も2010年と今では各段に違います。
ただ、今のほうがもっとすごくヘビーな症例を手掛けてますし、大学病院でお断りされるような症例を、私は常日頃見ている関係上で、どうしても確率っていうのはそんなに上がってこないんですね。簡単な症例ばかりやっていれば、それは確率は上がっていくんです。毎回インプラント手術する度に二回法でやって、安全、安全、安全、安全でできるだけ患者さまの意見は無視して、ずっとそこに注視すれば確率って上がります。ただ、難しい症例をどんどんどんどんやる、もしくは患者さまの要望に応えるとなると、なかなかその確率っていうのは上がってこないんですね。ですから、非常に分かりにくいところですけれども、名医であればあるほど、確率って実はそんなによくないですね。なぜかっていうと、本当に難しいケースを手掛けてるからなんですね。でも大体私の印象でいっててもこんなもんです。100本やると、大体1本2本、大体ちょっと10年ぐらいすると何か悪さをしてくるということはあります。
「現在、しっかりとしたメンテナンスを行い、偶発症がなければ、40年で60%維持できる」、これも科学的根拠で分かってます。なぜならば40年間、45年間生きた方が最長なんですけども、そのインプラントを40年前に入れた患者さまが、しっかりと診た、メンテナンスをしっかりと通ってくれてたわけですね。そうしたら実際問題、ロストすることなくずっと保っていたわけですね、最後まで、余命まで。そういったものがどんどん実績として出てくると、統計が取れるので、そうすると信頼が出てきますよね。実際はどれぐらい保つのかって。もちろんどういうふうな条件だったら保つのかっていうことも当然分かってきます。われわれが一応患者さまに言ってるのは、年に2回以上のメンテナンスを行ってください、プラークコントロールを行うことができてれば、って前提なんです。だから歯ブラシした、メンテナンスに行ったって言うんだけど、「歯磨きしない」とかって、「もう何もしたくない」とかってよくサボっちゃってれば、当然それは難しいでしょう。でもしっかりとブラッシングをして、きっちりと磨きにくいところは、しっかりと歯科衛生士のところでメンテナンスを受けていれば、それほど大きなトラブルには発展してこないということになります。
あとは患者さまにより条件が異なります。骨が厚い人、骨が硬い人、骨が全然ない人、少ないな方、いろんな方がいます。あとは全身疾患、基礎疾患、いろんな体の状況によっても、年齢ももちろん絡んでくるでしょう。しかし、高齢になったから、100歳になったからってインプラントできないかっていうと、そんなことはないです。私の最年長は96歳です。いまだ健在で、5年予後全く問題ありません。インプラントは年齢関係ないですね。ただ、18歳以上でやりましょうって言ってます。なぜなら体の成長が、顎骨の発育が終わってから入れていかないと分かんなくなっちゃうんですね。やっぱり母床の状態といって、その状態がいわゆる病的な状態に侵されていないかどうか、そういったところも非常に重要になります。
あとは残った骨の量とか、骨の質とかによって、その予後は差が出る。なぜならば、骨の量が少なければ骨を作らなきゃいけない。だからインプラントはできないなんてことは絶対にないんですね。今本当に技術が進歩してますし、いろんなやり方がありますんで、今すぐその日のうちにできなかったとしても、4ヶ月後に達成できていれば、それは成功ですから。ですから、いろんなやり方がありますので、骨がなくてどうしても大学病院でも何々さんはちょっと難しいですよ、なんて言われた方は、ぜひ私にお声を掛けてください。できるだけご要望に沿えるように、最大限配慮はいたします。その予後は条件によって左右されちゃいます。
一番お体に問題があるのは、骨粗鬆症ですね。骨粗鬆症でも一番やっかいなのは、やっぱり年単位でビスホスホネートっていう製剤を飲んでいる、あとは悪性腫瘍の治療薬でも使われますが、それを飲んでいる方っていうのは、少し特に要注意ですね、点滴から入れている方っていうのはちょっと要注意です。何千例か何万例かに1例、でもそれぐらいの確率なんですよ、万が一の確率なんだけれども、その1の確率で、少し顎骨の状態が悪くなっちゃうとか、腐敗してしまうという報告が今、日本では上がってます。
あと糖尿病。糖尿のヘモグロビンA1c(エーワンシー)っていうこれ読み方をしますが、少なくとも7.0以内にコントロールしたい。でも7.5以上だったら、プラークコントロールしていれば、なんとかいけそうな感じですね。ただ糖尿病自体、7.0以上とか7.5ぐらいになってくると、糖尿病自体コントロールできていないということになりますので、それはやっぱり内科の先生のお薬を変えるとか、あとは日頃の運動するとかでやっていく必要性があると思います。
あとは歯ぎしり、食いしばりの強い方、これはマウスピース入れるしかないんですね。マウスピース入れないと、何がなんだというと、上の被せモノを壊してくるんです、ガリガリギリギリやってると。大体100kgぐらいの力で噛んでますから、そういったものはちょっと問題です。
あと遺伝的に問題のある方は、放射線治療とかをやっている方は、何かしらちょっとアブノーマルなものですから、少しインプラント成功率に何かしら影響を与えてくるっていうのは、分かっています。
大体何に問題が起きるか、合併症が起きるかって、歯ブラシをしないことが大体問題が起きてるんですよね。インプラント周囲炎ってインプラント歯周病ですよね。あと破折ですね。これ歯ぎしり、食いしばりですね。といったもので問題が起きていると、ということになります。
もう1952年から十分な、ブローネマルク教授っていう方が、オッセオインテグレーション、骨と科学的に結合することを発見して、歯科では一番ノーベル賞に近いといわれた方なんですが、おととしちょっとお亡くなりになってしまって、彼が作った功績がずっと蓄積されて、いわゆる長期的な予後がわれわれ世界中の歯科医に恩恵をもたらしています。そして世界中の患者さまに恩恵をもたらしている、このインプラントのシステムです。
ぜひですね、歯でお困りの方は、インプラント治療を検討してみたらいかがでしょうか。
人間は何のために生きてるかというと、当然幸せになる為に生きてるわけですが、その幸せの基準っていくつもあると思いますが、やはりご家族やご友人との楽しい団欒の時間というのは、その幸せの大きな一部分だと思います。その楽しい団欒の時間にお食事をおいしく食べれるようにしたい、我々はその楽しい団欒の時間、つまり幸せの一部分を作る為に、埼玉県三郷市でインプラント診療を行っています。
私たち人間にとって噛むことは健康の根幹であり、人生を味わう原点であると思います。それを実現してくれる最新治療がインプラントです。インプラントをせずにいるのは、人生を損しているようなものではないでしょうか。さいたまインプラントでは多くの方にインプラントの素晴らしさを知っていただくために、地域密着で診療を行っております。
略歴
長崎大学歯学部卒。これまでに10,000人以上、25,000本近くのインプラント治療に携わる、西日本随一の実績を誇る歯科医師。インプラントが歯科治療の切り札になることを早くから着目し、あらゆる種類のインプラント治療法に精通している。現在は自ら手術する一方、治療実績で国内最大規模の北大阪インプラントセンター総院長として、自院のドクター40名を含め、他院の歯科医にも講習を行い、
インプラントの普及に努める第一人者。インプラント学会認定医。