手術中はずっと口を開けたままにするのでしょうか?
インプラントの手術は1時間前後かかりますので、ずっと口を開けっぱなしというわけではありません。1時間も口を開けていたら患者さまにとって大きな負担になりますから、時どき口を閉じていただいております。
手術に入る前の麻酔の段階などは口を開けていただく必要はありませんから、そういう時はできるだけ口を閉じて休んでいただいています。
当院では不安が強い方には静脈内鎮静法とう方法で麻酔を行っています。この方法により半分眠ったようなリラックスした状態で手術が受けられるので、口を開け続ける負担を感じることもありません。
患者さまができるだけリラックスできるよう、スタッフ一同気を配りながら手術に臨んでおりますのでご安心ください。
手術はどのくらい時間がかかるのですか?
手術時間はインプラントを埋め込む本数や手術方法などにより異なりますが、1~2本であれば、手術時間は15分~60分くらいになります。手術前に投薬したり、血圧測定、麻酔などの時間を入れても、長くて1時間半くらいあれば終了します。インプラントの本数が多かったり、特殊な手術が必要な場合はプラス30分くらいみていただければ良いかと思います。
手術中はお口を開けっぱなしではなく、時々閉じて頂いて患者さまになるべく負担がかからないように配慮しております。鎮静剤を使用すると患者さまは半分寝ているようなリラックス状態ですので、「気付いたら終わっていたよ」と話される方も多いですよ。
手術が怖いです…
ですが、インプラントの手術は極めて軽い手術です。例えるなら、歯を1本抜く程度の負担で済みます。全身麻酔をしてお腹を切るような大手術ではありませんので、そこまで思いつめることはないのです。
麻酔もしっかりと行います。それでも心配な場合は鎮静剤を服用していただくこともできますし、より高い効果を狙って直接血管に鎮静薬を注入することもできます。
さまざまな手法を併用することで、よりリラックスした状態で手術を受けていただくことが可能になります。
インプラントは局所麻酔でできる手術で入院の必要もありません。あまり不安に思いすぎず治療を受けてくださいね。
手術後の腫れが心配です。
インプラント手術では歯ぐきを切開したり骨に孔を開けたりしますから、術後に腫れることもあります。ですが、最初の場合は抗生剤と消炎鎮痛薬を服用していただくことによって痛みを避けることができます。
腫れは個人差があるので腫れない方もいらっしゃいますが、もし腫れた場合でも1週間ほどで元の状態に戻ります。腫れるのは内出血のために生じます。大きい症例になれば当然、傷口が大きくなるために内出血の量も大きくなり、腫れます。
腫れるのは、歯ぐきの中を触ったからであって、何かに感染したとか炎症が起きているといったことではありません。当院では器具の滅菌対策も徹底していますので、安心して手術を受けていただけます。
当院では歯ぐきを切らない「ノーベルガイド」という方法での施術も行っています。患者さまにとって負担の少ない方法ですので、希望される場合はご相談ください。
また、静脈内鎮静麻酔も有効です。
点滴を通して術後、腫れにくい状態にしますので、日常生活への戻りが早いのも確かです。
手術が痛そうで心配です。
手術の時はしっかり麻酔を行いますので痛みは感じません。麻酔をする時も表面麻酔をするので針を刺す痛みは感じませんし、不安の強い方や痛みに弱い方には静脈鎮静法を併用することもできます。静脈鎮静法を使えば、半分眠っているようなリラックスした状態で手術を受けることが可能です。
また、鎮痛薬を服用することもできます。「気付いたら終わっていた」というほど、リラックスした状態になるようです。
インプラントは、手術とは言え、歯を1本抜くくらいの負担で済む治療です。全身麻酔をするような大手術ではありませんから、それほど気負わなくても大丈夫です。
当院では、患者さまにできるだけ負担を与えないような方法で治療を進めていきます。「怖い」「不安」と言った気持ちは遠慮せずにお伝えください。患者さまに合った麻酔や治療法をご提案いたします。